いつでも、誰でも始められるのが「市民活動」です。
 地域で困っていることや必要とされていることを、
 誰かに言われてやるのではなく また、誰かに頼ったりせずに、
 そのことに気がついたり、なんとかしたいと感じた人たちが
 集まって、お金も、知恵も、労力も出して自分でやろうと
 決めて取り組むことを市民活動といいます。

    例:地域の自然保護、お年寄りや子ども達を守ることなど
 ただし、個人の趣味的な活動や、構成員の福利厚生などの
 利益追求として行う共益的・互助的な活動は市民活動に含まれません。

 市民活動グループと趣味・サークルグループとの区分けは明確では
 ありませんが、会員以外の人たちに、活動を披露したり、
 会員を広く募集するなど活動の輪を広げ、社会との関わりを深める
 ことにより、市民活動へと発展していきます。


 特徴
 ・   宗教活動や政治活動などは除く
 ・   非営利で行っていること
 ・   不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するもの

 ・   市民に対し開かれた活動であること
 ・   民間団体であること 


 NPOとは… N→Non(非)
       P → Profit(営利)
       O → Organization(団体)の略で
         利益を目的としない 団体(民間非営利団体)
 特徴
  ・ 民間団体であること
  ・ 組織的な活動であること
   (組織的とは事務所が存在し、会則が決まっていたりや
    定期的に会を開いていることなど)
  ・ 非営利であること


 非営利とは「全く収益を出さない」というわけではなく 活動で得た収益を団体の
 来年度予算などにあてて、団体の維持費として活用されることをいいます。

 なので、活動によって団体に関係している“人”が利益を得るということでは
 ありません。
 (こちらは営利になります) 

 ボランティアとNPOの違い

 ボランティア活動の特徴である「無報酬性」とNPOの「非営利性」とは別のものです。

 非営利性:団体の活動により収入を得ても、活動経費や管理費などに費消し、
 お金が残ってもそれをメンバーに分配しないことをいいます。
 無報酬性:個人が働いた対価としてお金(報酬)をもらわないことを意味します。